膠原病(関節リウマチ/シェーグレン症候群/多発性筋炎)
漢方鍼灸で膠原病の苦痛から解放させたい
膠原病について、まず西洋医学的な考え方をご紹介致します。
概念 全身の関節・血管・内臓などの周囲に存在する結合組織に障害が起きる、 一つの病名ではない、一連の疾患群の総称として1942年に定義された、 比較的新しい病気の考え方です。
本来外からの異物に対して身を守るための免疫機能に異常が起こり、 自己の体を攻撃するという自己免疫反応によって、 諸症状を発症するとされております。
病名としては挙げればきりがありませんが、 全身性エリテマトーデス(SLE)、慢性関節リウマチ、多発性筋炎・皮膚筋炎、 結節性多発動脈炎、強皮症などが代表的です。
原因 はっきりとした原因は解明されておりません。
共通症状 発熱(持続する微熱) 体重減少 全身倦怠感(疲れやすい)、 関節の痛み・腫れ 皮膚の発疹 レイノー現象(指先への小血管の慢性炎症による血行障害による、指先の痺れと痛み)
多臓器に障害が起きる 炎症が拡大すれば、多臓器に障害が出るために多彩な症状が出ます。 主に症状が発生する場所で分けると以下のようになります。
| 内臓 |
全身性エリテマトーデス(SLE)、混合性組織結合組織病など |
| 関節 |
慢性関節リウマチ、スティル病 |
| 皮膚・筋肉 |
強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、リウマチ性多発筋痛症 |
| 血管 |
結節性多発性動脈炎、血管炎症候群 |
| 唾液腺 |
シェーグレン症候群 |
| 粘膜 |
ベーチェット |
漢方医学では 慢性関節リウマチに似た病気概念として、 漢方医学では”痹病(ひびょう)”と呼んでおり、 歴代の漢方医たちが多くの治療実績を残しております。
また、それ以外の病名に関しては、病名としての概念が無くても、 現れている諸症状と病気のメカニズムを漢方医学的に解釈を行うことによって、 治療を行うことが十分可能です。
西洋医学で原因が不明なのに、 漢方医学で病気のメカニズムが分かるのか、 とお思いの方がいらっしゃるかもしれません。
病名としてたくさんあっても、それに伴って病名に合わせて 病因が多く存在するとは漢方医学では考えておりません。 漢方医学では、以下の様に病因として大きく3つに分けております。
1)内因:精神情緒の乱れ 2)外因:気候変化 3)不内外因:飲食、仕事による過労、房事(SEX)、外傷など
つまり、どんな病気であっても、上の3つの病因から離れることはないと考えているため、 病気のメカニズムを分析することが可能なのです。
例えば、症状の中の一つの“発熱”に関して、 しっかりとした漢方的な診断を行えば、 上記の3つのいずれかによって起きたのかが分かります。
(続く・・・)
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